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田中 学 院長

GAKU TANAKA

地域の「かかりつけ医」として、レントゲン読影委員として。呼吸器をはじめとしたあらゆる症状に対応する

広島大学医学部を卒業後、神奈川県立がんセンターの呼吸器科にて研鑽を積む。その後、新小岩の坂本病院に11年間勤務。2015年5月に『たなかがく内科クリニック』を開院し、現在に至る。

田中 学 院長

田中 学 院長

たなかがく内科クリニック

葛飾区/東新小岩/新小岩駅

  • ●内科
  • ●呼吸器内科
  • ●アレルギー科
  • ●訪問診療

呼吸器を専門に研鑽を積み、葛飾区のレントゲン読影委員に就任

田中 学 院長

私が医師になりたいと考えたのは、離れて暮らす祖母が病気になったことがきっかけでした。祖母はいつも私のことを大事にしてくれていたものですから、何か手助けができたら……と考えたのです。自分の専門に「呼吸器」を選んだのは、指導を担当してくださった教授の存在が大きかったでしょうか。呼吸器がご専門だった教授は人間的にも素晴らしい方で、「この方の下で診療していきたい」という気持ちから、呼吸器内科を専門に経験を重ねることになりました。その後、教授の勧めもあって診療の場を神奈川県立がんセンターに移しましたが、この ときの経験が医師として大きな武器になっていると感じます。神奈川県立がんセンターは、肺がん治療において全国でも有数の症例数を誇る施設で、最先端かつ充実した設備を備えていました。私が当院で診療する傍ら葛飾区のレントゲン読影委員を務めているのも、神奈川時代に培った読影力のおかげだと思っています。
同じ葛飾区内にある坂本病院を経て、『たなかがく内科クリニック』を開院したのは2015年でした。坂本病院は入院施設を備え、外来診療に加えて訪問診療にも対応する地域密着型の病院です。11年にわたり診療していた病院からの独立、しかも同じ葛飾区内にクリニックを開くことは、あまり歓迎されないのが一般的です。しかし、院長先生は「お互いに連携していきましょう」と言ってくださり、開業を後押ししくださいました。これまで担当していた患者さんを引き続き診るというのはもちろん、入院が必要な患者さんをスムーズにご案内するなどして、しっかりとした病診連携を行いたいと思っています。

外来診療・訪問診療を通して、一人ひとりの患者さんと向き合っていく

田中 学 院長

『たなかがく内科クリニック』では風邪や腹痛などの症状をご相談いただくほか、糖尿病や高血圧といった生活習慣病の管理、各種健康診断や予防接種など幅広い診療を行っています。地域のみなさまの「医療の最初の窓口」として、ちょっとした体調不良から大きな病気まで診るのが私のような「かかりつけ医」の役割だからです。さらに、私が専門とする呼吸器の症状については、より専門的な検査や治療を行える点が当院の強みです。診察や検査の結果により、このクリニックで対応できる病気であれば責任を持って治療にあたり、もしもより高度な医療が必要と判断した場合には、適切な医療機関へご案内いたします。当院を頼りにしてくださる患者さん一人ひとりに適した治療方法をご提案したり、適切な道案内をしてさしあげたり。何よりも地域のみなさまに安心していただけるような診療をしたいと思っています。
患者さんの中にはご高齢の方も多くいらして、クリニックまで足を運べないというケースも少なくありません。足腰が弱っていてここまで歩いてお越しになれない方、認知症を抱えている方、ご家族と離れて暮らしている方など。外来診療でのサポートが難しい患者さんに向けて当院が行っているのが訪問診療です。訪問診療は何か症状があるときに伺う「往診」とは異なり、患者さんのご自宅やお住まいの施設などを定期的に訪れ、診察やお薬の処方をしたり、体調面のご相談などをいただいたりするものです。かかりつけ医とは、患者さんの最初から最後までを診るもの――。そんな気持ちで、一人ひとりの患者さんと向き合っていきたいと考えています。

「呼気NO検査」を導入し、精度の高い診断・治療につなげる

田中 学 院長

来院される患者さんの中には、私が呼吸器の専門医であることを調べてお越しになる方もいらっしゃいます。今はインターネットでさまざまな情報を得られる時代ですから、「呼吸器」「専門」などのキーワードで検索なさって、当院を見つけてくださる方も少なくないようです。みなさん、長引く咳やなかなか止まらない咳にお悩みになって、「ここならきっと……」と期待して足を運んでくださるのです。そうしたみなさまの想いにお応えできるよう、私としてもより質の高い診察・治療を行いたいと思っています。
患者さんが訴える症状を正しく評価し、より精度の高い診断につなげるため、当院では「呼気NO測定器」を導入しています。呼気NO検査は、呼気中の一酸化窒素(NO)の濃度を測定するもので、気道の炎症がどの程度かを評価するのに役立ちます。一方で、クリニックレベルの導入率は決して高くはなく、呼気NO検査を目当てに当院を受診なさる方もいらっしゃるほどです。たとえば、長引く咳の症状では「咳喘息」が疑われますが、この病気はできるだけ早く原因を特定して適切な治療につなげることが大事になります。間違った治療をしていては症状の改善が期待できませんし、たとえ症状が軽快しても再び悪くなってしまうケースもあるからです。また、咳喘息が喘息に発展するとQOL(生活の質)を大きく損ねる恐れがありますので、何かお困りのこと・気になる症状がみられましたら、お早めにご相談いただきたいと思います。

レントゲン読影のプロフェッショナルとして、小さなサインを見逃さない

私は現在、葛飾区のレントゲン読影委員を務めておりますが、葛飾区では健康診断の中でも特にレントゲン写真の読影に力を入れています。一般に、レントゲン写真は患者さんの主治医が一人でチェックを行うものですが、葛飾区ではこれにプラスしてレントゲン読影委員がダブルチェックする体制を整えています。毎年、健康診断がスタートする6月に入ると当院にも多くの患者さんが来院され、レントゲン検査を受けられます。私は患者さんの主治医であると同時に、医師会から選定されたレントゲン読影委員として、小さな異変を見落とすことがないよう心がけています。
1枚のレントゲン写真には、実にたくさんの情報が含まれています。肺がんの兆候であったり、肺炎や肺気腫(COPD)、結核であったり、さまざまな病気を見つけ出すことが可能です。どんな病気も同じですが、呼吸器の病気も早期発見・早期治療が大事です。特に、早期の肺がんは自覚症状に乏しく、健康診断や人間ドックをきっかけに見つかることも少なくありません。地域のみなさまにはぜひ、定期的な健診を心がけていただきたいですし、私としてもみなさまのQOLの維持・向上を目指して精一杯力を尽くしたいと思います。

これから受診される患者様へ

『たなかがく内科クリニック』は「新小岩駅」から歩いて10分ほどの場所にあります。
病気は早期発見・早期治療が大事であるとお話しましたが、それと同時に適切な治療を行うことも大切です。たとえば、息切れが強く外出もままならない肺気腫(COPD)の患者さんも、在宅酸素療法によって再び外出が可能になります。また、睡眠時無呼吸症候群の患者さんについても適切な治療を行うことにより、QOLの向上が期待できるのです。たとえ病気があっても、病気とともにより良い人生を送れるよう、このクリニックを上手に活用していただきたいと思います。また、私は日本医師会が認定する産業医でもあり、労働者の健康管理にも携わっています。クリニックでの診療に加え企業の健康診断などにも携わることで、より広く地域に役立つことができれば嬉しく思います。何か気になること・お困りのことがありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

※上記記事は2021年12月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

田中 学 院長 MEMO

呼吸器専門医

  • 出身地:広島県
  • 趣味:テニス、ウォーキング
  • 好きな映画:ニュー・シネマ・パラダイス
  • 好きな言葉・座右の銘:継続は力なり
  • 好きなアーティスト:ビリー・ジョエル
  • 好きな場所:川縁、新小岩

グラフで見る『田中 学 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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